「第二新卒の転職理由の書き方|元リクルートCAが例文付きで徹底解説」

「転職理由をどう伝えればいいかわからない」

「本当の理由は言えないけど、嘘をつくのも不安」

そんな悩みを抱えていませんか?

転職理由は、第二新卒の転職活動で最も重要な要素のひとつです。

ここを間違えると、どれだけ優秀でも書類選考や面接で落とされてしまいます。

この記事では、元リクルートエージェントのキャリアアドバイザーとして2,000人以上の転職支援をしてきた私が、採用担当者の視点から転職理由の書き方を例文付きで解説します。

転職理由は「嘘をつく」必要はありません。本音の理由をポジティブに言い換えるだけで、採用担当者の印象は大きく変わります。
そのコツをお伝えします!

目次

採用担当者が転職理由で見ている3つのポイント

まず採用担当者が転職理由で何を見ているかを理解しましょう。

ここを知るだけで、転職理由の作り方が大きく変わります。

ポイント①:他責思考になっていないか

まず、採用担当者が最も警戒するのが「他責思考」です。

例えば、「上司が悪い」「会社が悪い」「環境が悪い」というような理由は、採用担当者に「うちに来ても同じ不満を持つのでは?」という印象をどうしても与えてしまいます。

アドバイザー時代、他責思考の転職理由で落ち続けている方を本当に多く見てきました。本音がネガティブな理由であっても、表現の仕方を変えるだけで採用担当者の印象は180度変わります。

ポイント②:一貫性があるか

転職理由・志望動機・今後のキャリアプランに一貫性があるか、を採用担当者は面接の中で必ず確認します。

例えば転職理由が「成長できる環境に移りたい」なのに、志望動機が「安定しているから」では一貫性がなく不信感を持たれます。

ポイント③:入社後に活躍できるイメージが持てるか

採用担当者は「この人を採用して活躍してくれるか」を常に考えています。

そのため、転職理由の中に「入社後に何を実現したいか」が含まれていると、採用担当者に活躍イメージを持ってもらいやすくなります。

以前サポートをさせていただいた方で、最初は「上司と合わずに・・・」という理由で転職活動を始めた方は、転職活動の中で自分のやりたい仕事が見つかり、ポジティブな転職理由を伝え始めた時から、面接の通過率が40%ほど上がりました!

  • 他責思考になっていない
  • 転職理由・志望動機・キャリアプランに一貫性がある
  • 入社後に活躍できるイメージが持てる

第二新卒の転職理由の書き方|ポジティブに変換する4つのコツ

前提、転職理由は「本音を隠して噓をつく」必要はありません

大切なのは、本音の理由をポジティブな言葉に変換することです。

コツ①:「逃げる理由」を「向かう理由」に変換する

ネガティブな転職理由は、「今の環境から逃げる理由」になりがちです。

一方、採用担当者が聞きたいのは「なぜこの会社に来たいのか」という前向きな理由です。

「逃げる理由」と「向かう理由」は表裏一体なことが多いです。
つまり同じ本音でも言い方を変えるだけで、採用担当者の印象は大きく変わります!

コツ②:今後のありたい姿を言語化する

転職理由を前向きに伝えるコツとして、転職理由に「将来こうなりたい」というビジョンを加えるということがあります。

そうすることで、採用担当者により前向きな印象を与えられます!

例えばこのように変換できます。

この時ありたい姿が具体的であればあるほど、採用担当者に「この人は本気だ」という印象を与えられます。できるだけ具体的な言葉で表現しましょう!

コツ③:客観的に仕方ないネガティブ要因は本音+ポジティブをセットで話す

会社の倒産・部署閉鎖・業界の縮小など、客観的に見て「仕方ない」と思われる転職理由は正直に話してもかまいません。

ただしその場合も、ポジティブな理由を必ずセットで伝えるのがポイントです!

コツ④:他責思考を自責思考に変換する

重ねてになりますが、採用担当者が最も嫌うのが他責思考です。

「〇〇のせいで転職した」「〇〇が嫌で転職したい」というストレートな表現はできるだけ避け、「現状を変えるために、自分が何をできるのか・何をしたのか」という自責思考に変換しましょう。

実際現状を自責で捉え、課題を改善するための行動を主体的にできる人材は企業からの評価がとても高いです!改善行動をした結果、状況が改善しない場合はその旨伝えても大丈夫です。

  • 上司のマネジメントが悪くてモチベーションが下がった
  • 会社の方針が自分に合わなかった
  • 職場の人間関係が悪かった

上記のNG例を自責思考に変換するとこうなります。

  • 自分の力をより発揮できる環境に移りたいと考えた
  • 自分のキャリアプランと会社の方針を改めて見直した結果、転職を決意した
  • より良いチームワークの中で、自分からも能動的に働きかけながら成果を出せる環境を求める

自責思考への変換は「嘘をつくこと」ではありません。同じ事実を「自分の意思」として語り直すことです!
採用担当者はその姿勢から「自分で考えて行動できる人」という印象を受けます。

第二新卒の転職理由の書き方【ケース別の例文集】

ここからは実際に使える転職理由の例文を、ケース別に紹介します。

そのまま使うのではなく、自分の状況に合わせてアレンジして使ってください。

ケース①:人間関係が理由の場合

特に人間関係を理由にする場合は、他責思考にならないよう特に注意が必要です。

人間関係の問題は転職理由として非常に多いです。
しかし、そのまま伝えると「うちに入社した後も、合わない人がいたら辞めてしまう人材なのかな?」と思われてしまいます。「自分がどんな環境で力を発揮できるか」という視点に変換することがポイントです。

ケース②:給与・待遇が理由の場合

給与・待遇への不満は正直に伝えても問題ありません。

ただし、「もっと稼ぎたい」だけでは説得力がないため、自分の市場価値や成果への言及をセットで伝えましょう。

ケース③:仕事内容が理由の場合

現職で「やりたい仕事ができない」という理由も非常に多いケースです。

この場合は、「なぜその仕事がしたいのか」「入社後に何を実現したいのか」を具体的に伝えることが重要です。

この時、なぜ△△分野への関心があるのかをできるだけ具体的に言語化しておくと、より採用担当からの高評価に繋がります!

ケース④:会社の将来性が理由の場合

会社の業績悪化や将来性への不安は、客観的に見て「仕方ない」と思われる理由です。

この場合は正直に伝えた上で、ポジティブな理由をセットで話しましょう。

ケース⑤:キャリアアップが理由の場合

キャリアアップを理由にする場合は、最も転職理由を伝えやすいケースです。

ただし、漠然とした表現では説得力がないため、具体的なビジョンを伝えることが重要です。

キャリアアップを理由にする場合、「キャリアアップをする目的は何か」さらに「なぜこの会社でなければいけないのか」を明確に伝えることが大切です。
逆に、どの会社にでも使い回せる志望動機は採用担当者にすぐ見抜かれてしまいます。

やってはいけないNG転職理由5選

より魅力的な企業からの内定を獲得するうえで、転職理由には「絶対に言ってはいけない」表現があります。

ここからは、アドバイザー時代に実際に見てきた採用担当者の印象を大きく下げるNG転職理由を紹介します。

NG①:人間関係の愚痴をそのまま話す

「上司が嫌いだった」「職場の雰囲気が悪かった」という本音をそのまま話すのは厳禁です。

採用担当者は「うちに来ても同じ理由で退職するのでは?」と判断します。

面接で人間関係の愚痴を話し始める方は意外と多いです。話しているうちに感情的になってしまうケースもあります。面接前に必ずポジティブな言い換えを準備しておきましょう。

NG②:「なんとなく転職したい」

明確な理由がない転職は、採用担当者に「また同じ理由ですぐ辞めるのでは?」という不安を与えます。たとえ最初は「なんとなく」でも、活動を通じて見つかったポジティブな理由を言語化しておきましょう。

転職理由は活動を通じて見つかることが多いです。

最初は「なんとなく転職したい」という気持ちでも、エージェントとの面談を通じて自分の本当にやりたいことが明確になります。
焦らずエージェントに相談しながら転職理由を作っていきましょう!

NG③:給与だけを理由にする

「給与を上げたい」という理由自体は問題ありません。

しかし、給与だけを理由にすると「もっと給与が高い会社があれば、すぐ辞めるのでは?」と思われてしまいます。必ず成果やキャリアビジョンとセットで伝えましょう。

NG④:会社や業界の批判をする

「会社がブラックだった」「業界に将来性がない」というストレートな批判のみ伝えることは厳禁です。

採用担当者としては「批判的な人なのかな?」と感じてしまい印象が悪化してしまいます。

会社の労働環境を転職理由として伝えるときは、「月の残業時間が60時間を超えており、プライベートの時間確保ができず長期的な就業に不安を持っています」など、違和感を感じる部分を具体的に伝えることを意識ください。
その際、ポジティブな理由も一緒に伝えることまで意識してくださいね!

  • 人間関係の愚痴をそのまま話す
  • 「なんとなく転職したかった」と答える
  • 給与だけを理由にする
  • 会社や業界の批判をする

NG転職理由に共通しているのは「自分本位」な視点です。採用担当者が聞きたいのは「この人は入社後に活躍してくれるか」という点です。
常に採用担当者の視点に立って転職理由を考えましょう!

転職理由はエージェントと一緒に作るのが最短ルート

ここまで読んでいただいて、感じたかもしれませんが転職理由を一人で考えるのは意外と難しいものですよね。自分では気づかない「ポジティブな言い換え」をエージェントが引き出してくれます。

エージェントに相談するメリット

  • 自分では気づかない強みや転職理由を引き出してくれる
  • 採用担当者の視点からフィードバックがもらえる
  • 企業ごとに刺さる転職理由にカスタマイズしてくれる
  • 面接本番を想定したロールプレイングをしてくれる

アドバイザー時代、転職理由に悩んでいた方が面談を通じて言語化できるようになり、その後の面接通過率が大きく上がるケースを何度も見てきました。
転職理由に迷ったときは、一人で抱え込まずに気軽にエージェントを活用してみてください!

エージェントとの面談で伝えるべきこと

エージェントとの面談では以下のことを正直ベースに話してください。

その際、取り繕う必要は全くありません。本音をベースに、エージェントと一緒にポジティブな転職理由を作り上げていきましょう。

  • 今の仕事で不満に感じていること(本音)
  • 転職活動を始めたきっかけ
  • 転職後に実現したいこと・なりたい姿
  • これまでの仕事で達成感を感じた瞬間

エージェントはあなたの味方です。「こんなこと言っていいのかな」と思うような本音でも、遠慮なく話してください。
その本音の中にこそ、あなたの本当の転職理由が隠れています!

転職理由を作る3つのステップ

エージェントと一緒に転職理由を作る流れは以下の3ステップです。

このステップを踏むことで、どの面接でも自信を持って転職理由を話せるようになります!

第二新卒の転職理由に関するよくある質問

Q. 転職理由は正直に話さないといけませんか?

嘘をつく必要はありません。しかし、本音をそのまま話す必要もありません。

あくまでも、大切なのは「本音をポジティブに言い換えること」です。事実は変えずに表現を変えるだけで、採用担当者の印象は大きく変わります。

もちろん、「嘘はつきたくない」という気持ちはとても大切です。

ただ、転職理由は「事実をそのまま話す場」ではなく「自分のキャリアビジョンを伝える場」です。
本音をベースにポジティブな言葉に変換することは、決して嘘ではありません。

Q. 短期離職の理由はどう伝えればいいですか?

短期離職の理由は正直に伝えるのがおすすめです。

その際、以下の3点を必ずセットで話しましょう。

  • 短期で離職した客観的な理由(会社の方針変更・環境のミスマッチなど)
  • その経験から学んだこと
  • 次の会社では何を実現したいか

短期離職は確かにマイナスに見られることもあります。
しかし、それを正直に認めた上で「だからこそ次はこうしたい」という前向きな姿勢を見せることで、採用担当者の印象は大きく変わります。

Q. 転職理由と志望動機は別々に考えるべきですか?

いいえ。むしろ、転職理由と志望動機は別々ではなく、一貫性を持たせることが重要です。

例えば、転職理由が「成長できる環境に移りたい」であれば、志望動機は「御社の〇〇という環境が自分の成長につながると考えた」という形でつながるようにしましょう。

Q. 転職理由を面接で聞かれたとき、どのくらいの長さで話せばいいですか?

目安は1〜2分(200〜300文字程度)です。

上記よりも長いと要点が伝わらず、短すぎると説得力がありません。以下の構成で話すとスッキリまとまります。

  • 転職を決意した理由(1〜2文)
  • 転職先に求めること(1〜2文)
  • 入社後に実現したいこと(1〜2文)

Q. 転職理由を考えるのが難しい場合はどうすればいいですか?

一人で考えるのが難しい場合は、迷わずエージェントに相談してください。

これまでにお伝えした通り、エージェントとの面談を通じて、自分では気づかなかった転職理由が見つかることが多いです。面談で本音を話すだけで、アドバイザーがポジティブな言葉に変換するサポートをしてくれます。

転職理由が言語化できていない状態で面接に臨むのは非常にリスクが高いです。まずは、エージェントに相談して転職理由を一緒に作ってから面接に臨みましょう。

まとめ|転職理由は「言い換え」で変わる

この記事では、第二新卒の転職理由の書き方を解説しました。

最後に大切なポイントをまとめます。

  • 採用担当者は「他責思考」を最も嫌う
  • 「逃げる理由」を「向かう理由」に言い換える
  • 今後のありたい姿を具体的に言語化する
  • 客観的なネガティブ要因は本音+ポジティブをセットで話す
  • 転職理由はエージェントと一緒に作るのが最短ルート

転職理由は「嘘をつく」必要はありません。

本音をポジティブに言い換えるだけで、採用担当者の印象は大きく変わります。

一人で悩まず、まずエージェントに相談してみてください。

▼転職エージェントの選び方はこちらの記事をご覧ください。

第二新卒におすすめの転職エージェント5選

▼転職活動の進め方はこちらの記事をご覧ください。

第二新卒の転職やり方7ステップ完全ガイド

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